2022/12/08

メゾン・ド・ハラのすばらしいお昼。前菜のサラダにはボロニアソーセージと胡桃と林檎。メインは豚ロースに、デザートは甘夏入りのシュトーレンにした。パンと前菜だけでも成立しそうだとか話しながら食べた。


食後、晴れてあたたかい坂をのぼって野毛山動物園へ。ルーズで、なんともがっついた感じのしないのがいい。対価を尊重することと資本主義社会を憎みつつ溺れずにいることは大切だとしても、ここは無料であるがゆえに、枯れそうなやわらかい木の枝のような空気を漂わせているんじゃないかと思う。偶然も奇跡も変わらなさも平凡さも恐れずにただそのときそこに居合わせること。非日常なたのしみを持たない、毎日通り抜ける公園のような親密さと他人ごとの感じがある。これがずっとここにあることが大事なんだろう。