5:30成都着。またしても紙リストによる乗り継ぎだったが、今度は流れるままに出発ゲートまで辿りついた。しかし国際ターミナルには誰ひとりおらず、ごみのひとつもない。人の気配といえば、どこかのフロアから一度だけ雄叫びが響きわたったきりだった。お店ももちろん開いていないので、東京行きと書かれてはいる出発ゲートで機内食のパンを食べる。本当にここに誰かがやってくるんだろうかと思う。寒さにふるえながら、やがて眠ったらしく、次に起きたときには、もうみんな搭乗を済ませていた。あわてて飛行機へ乗りこむと人がたくさんいる。また眠った。